1月のおすすめ図書 セカ就! -森山たつを-

投稿日:2018年2月4日 更新日:

どうも、土日は図書館通いが趣味のモンテです。

 

これからは読んだ本の備忘とオススメ本の紹介をしていきます!

 

何か一つでも手に取ってもらえれば幸いです。



 

1月のおすすめ図書

 

今月のおすすめは、

「セカ就! 世界で就職するという選択肢」 -森山タツオ-

 

おすすめの理由

 

普通に暮らしているとかなりハードルが高く感じる海外就職。

しかし、海外では日本では当たり前の「時間を守る」、「レジが混んだら隣のレジをあける」、「言われたことを期限までに終わらせる」ということが高く評価されることがあります。

 

英語ができてバリバリのグローバルビジネスエリートに向けた本ではありません。

 

 

この本では、コツコツ日本でやっていることがまるごと評価されるという明るい一面を描き海外就職のハードルを下げるとともに、一方では英語の使えるからといってうまくいかないことの両側面をバランスよく、そしてリアリティたっぷりに見せてくれています。

 

インドに行って私が感じていたことを本にしてくれたイメージでしたので共感しやすく、今月おすすめに選ばせていただきました!

 

 

3分でわかる本の内容

 

この本では、5人の登場人物たちがそれぞれの海外就職までのストーリーを描いてます。

 

この本のすごいのは、物語としてもとても面白いんです。自己啓発という側面じゃなく軽い小説を読む気分でも1時間程度で読み切れますよ。

 

第一章:

ブラック飲食の店長さんが過労で倒れたことを機に海外就職を目指す。

紆余曲折あり年収は下がるも、物価の安さからインドネシアで刺激的な生活を手に入れる。

 

第二章:

高校生からアメリカ留学。大学も4年間をアメリカで過ごすハイスペック人材

日本のやり方を受け入れられずバイトでフリーターをしている日々。一念発起シンガポールでの就職を

目指すが、アメリカのやり方がどこでも正しいわけではないことに気づかされる。

そして同時に日本的な働き方の意味を見つめなおすようになる。

 

第三章:

日本の会計事務を派遣社員で6年働いていたオタク女性が、ひょんなことからタイで仕事を探すことに。

日本では全く自身が持てなかった日本での事務経験が高く評価され、必要とされることの喜びを感じる。

 

 

第四章:

ウェブ制作会社で働いていたが勢いで仕事をやめた男性。勢いで海外就職を志すが甘く見ていたことを

痛感する。海外に出ていくことで初めてクリエイターも言語でのコュニケーションが大切であることを知り

英語の猛勉強を始める。

 

第五章:

超大手のIT企業の中堅社員。仕事の忙しさから後輩を守れなかったことにずっと罪悪感を感じている

友人での誘いに海外での就職を決めるが、待っていたのは香港のキャバクラでの接待の毎日。

そして現地人を見下した日本社員の意識。そんな中、同じ日本企業でも社員を会社の「資産」として

扱い、現地人を見下すような企業とは取引をしないという立派な意思をもった社長に出会う。

 

第六章:

第一章で登場した男性の1年後を描く。インドネシア社員と働く困難と自分の過ちや成長の実感が描かれる。

 

 



 

 

感想

 

私が特にこの本をいいなと思ったのは、第二章です。

正直この本を手に取った時は、ありがちな海外就職アゲの本だろうと思っていました。

 

しかし、二章の主人公鈴木さんはアメリカに4年も留学したにもかかわらず海外就職では大きな間違いに気付かされます。彼女は、日本のやり方を非常に毛嫌いしていました

 

「なぜ、現場ではなく人事部門の人間が面接をするのか」

「小さなミスのせいで効率を落とすより、ざっくり進めとけばいいのに」

「私をこんなスーパーで働かせる日本社会はやっぱり間違っている!!」

 

というように日本をすべて否定し、アメリカのやり方こそ正しいと感じていました

 

 

私はインドで「グローバルは自分の感覚に過ぎず、現地にはそれぞれのローカルがあるだけだ」ということを感じました。

 

ローカルを活かして、自分の持っているものを組み合わせることでどう昇華させるのかに難しさと価値があるんだなと知ることができました。

 

 

鈴木さんは、シンガポールでの就職も始めはうまくいきませんでした。

 

 

職歴のない彼女は日本語ができるという点でのみ採用のチャンスがありました。

つまり日系企業で働くことになるのですが、日本のやり方を受け入れることを許せませんでした。

 

それどころか英語もうまくない、アメリカではそぐわない日本人的な「謙虚さ」が前面に出ている「すいません人間」に就職先を奪われることになります

 

しかし、シンガポールという多人種国家に混ざることで、「どこのやり方はどうでもいい。その場所・条件に合わせた最高のやり方を選ぶことが大切なんだ」と知ることになります。

 

この辺の理解がインド帰りの自分の感じている点ととても共感できました。

 

海外就職のハウツー本ではありませんが、日本でしか働けないと思っている方に私が伝えたいと思っていたことがわかりやすく、読みやすく、面白く書いてある本です。

ぜひ手に取ってみてください。

 

 



 

 

その他1月に読んだ本

 

・NPOって利益重視じゃないにしても、働いていくにはお金を稼ぐことも必要なんだ!

そんなことを気づかせてくれた。

 

・「君たちはどう生きるか」

読みやすい漫画!道徳的ストーリー。だけど今の私は読むタイミングではなかったみたい。

 

・ITの発達で日本的企業経営も変わらざるを得ない状況になっている。

成果主義やサービス残業、社内恋愛は会社の中でどういう意味を持つのか

ふんふんという感覚で流し読みしてしまった。

 

 

今月は少なめですね。たぶん。

 

月に一度程度でおすすめ図書を書いていきますので見てみてくださいね。

 

 



 

 

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事