こんにちは!
第三回になりました。プネー日記です。
日本とインドのワークスタイルの違いが感じられればうれしいです
インドで働く苦労もありましたが、基本的にはみなさん緩やかでいい人でした^^
休暇の取り方
今回はインドのワークスタイルについてお話します。
インドの方は基本的に、仕事よりプライベートを重視します。
家族の誕生日や結婚記念日などで休むことはよくあります。
クリケットの大会があるからという事で休む人もいました!!
自由か!!(笑)
インドの出勤
出退勤も比較的自由で、会社の朝は比較的ゆっくり始まります。
定刻がアバウトなため9時に来る人もいれば10時に来る人もいます。
これには理由があります。
交通インフラが整っていないため日本のような電車通勤ができず、車やバイクで通勤することになります。
その結果、
毎朝渋滞が発生し出社時間がなかなか読めないため朝は遅刻を厳しく設けていません。
また、自家用車を持つことができない社員のために通勤バスを出している企業がほとんどです。
しかし、これは主にワーカー層の話で、マネージャー層の人々は朝から打ち合わせが多く、特に日本とのミーティングの際は時刻通りに出社します。
これは大変そう。なにせ時差が3時間半もあるので…。
向こうでは11:00でもインドでは7:30ですから。
朝出社するとなんと、食堂に行きます!!
驚くことに出社後に朝食を食べる方が多いです。
管理職や高給をもらっている人はそんなことをしている余裕はありませんが、
多くの一般社員がのんびりした働き方をしています。
インドのワークスタイル
朝食後にやっと仕事がスタートです。(笑)
仕事に対してはとてもクールな考え方で、
自分に割り振られた仕事だけをきっちり終わらせるというものです。
人の仕事は手伝いません。「It’s not on my business」の精神です。
アメリカンスタイルというのでしょうか、日本だけが特殊というべきでしょうか。
インドのシステム開発手法
システム開発に関していえば開発手法に違いがあります。
日本のシステムはバグを出さない高品質志向です。
丁寧に設計書を作り何度も細かいテストを行い、トラブルゼロを目指します。
こうした高品質を求める日本の特徴はほかの工業製品のようにシステムの世界でも、過剰品質として批判されることがあります。
日本以外の国ではトラブルは起きること前提であとから直せばいいや的な発想です。
作っては直し、作っては直しを繰り返して徐々に完成させていく手法です。
どちらが良いかは状況によると思いますがインドは後者を採用しています。
システム開発に限らず製造業などでも、日本の高品質をインドで実現するのが難しいということは、インドで出会った日系の大手製造メーカー社員もぼやいておりました。
ランチ
ワークスタイルに話を戻しましょう。
インド人のランチは遅くだいたい1時頃から一時間ほどがランチタイムです。
ランチ後はぶらぶらと散歩をします。
行き帰りも車生活のインドでは歩くことが少ないので昼に散歩をするそうです。
仕事中もぶらぶら同僚と歩き回っている人が多いです。
インドの基本チャイタイム
ランチタイムとは別に日に何度かチャイタイムがあります。
チャイはインドの紅茶です。
茶葉をミルク・砂糖・スパイスで煮込んだチャイが街のあちこちでも売っています。
それを飲むのがインド人の楽しみで、私も毎日一緒に飲みながら談笑していました。
これは一般職・管理職に関係なく全員とります。チャイから戻ってきた瞬間にチャイに誘われることもざらにあり、忙しくないときにはできるだけ一緒に行くようにしていました。
日本ではタバコミュニティという言葉がありますが、
インドではチャイを飲むことでプライベートな関係性を築き仕事も円滑に進めているようです。
帰宅
自分の仕事が終わると各々自由に帰ります。
10時にきて15時ごろに帰る人もいます。
残業は基本的にしません。
帰りのバスがなくなると本当に帰れなくなってしまうので。。。
しかし、日本と仕事するときは残業してくれていました。
本来は残業しない前提で納期組むし、間に合わなかったらしかたないと思っている人たちなので、悪しき日本の文化を持ち込んでいることに非常に申し訳なくなりました。
ほんとに申し訳ない…。
なんとなく不真面目なイメージを与えてしまったかもしれませんが、性格は責任感が強く真面目なとても多いです。ただ、働き方が違うだけなんです。
では、また。