だいぶ久しぶりの更新です!
今日はインドで有名な日本企業は?
と題してお話します。
インドで有名な日本企業は?
以前からお伝えしているようにインドでは日本に対する関心は想像以上に低いものです。
そんなインドで最も有名な日本企業は自動車のスズキとSONYの2社です。
インドの自動車産業事情
インドではスズキが圧倒的なシェアを誇っています。
インドに進出するには合弁会社を作る!
表を見るとわかるように「マルチ・スズキ」と書いてあります。これはスズキがインドに進出する際に合弁会社として設立したものです。
インドは外国企業が入ってくることを厳しく制限している国なんです!
そのため、日本企業がインドに進出するときはインドの会社と一緒に合弁会社という形で進出することが多いです。
そのせいで、スズキをインドの会社だと認識している方がとても多いです。
「インドにこんなに日本車が多いと思わなかった」というと、キョトンとされたこともありました(笑)。
スズキが日本の会社だといっても私の性格のせいか冗談を言っていると思われることが何度もあり、割とびっくりしましたね。
インドは日本と同じく右ハンドル&左車線
スズキはインドの自動車販売の50%近いシェアをとっているようです。
インドのタタ・マヒンドラ、韓国のヒュンダイ、それからフォードなど、世界的な競合の中でこれだけのシェアをとれる理由は、小型車の生産だそうです。
インドでは小型で安い車が人気だそうです。アルトがその代表車となっています。
しかし、なぜ日本車が強いのか?
これは私なりの考えですが、インドはイギリスの植民地であった影響か、日本と同じ右ハンドル・左車線です。
そのため、他のメーカーに比べ日本の自動車メーカーが参入しやすい環境にあるのです。(多分)
まあ、でも道が開いていたら右車線は知ることもあるし、牛が歩いていることもあるし、お祭りや結婚式で車線が自動的に封鎖されていることなんてよくあるんですけどね。(笑)
結構豪快な乗り方も何度か目撃しましたね(笑)
もうすでにあるかもしれませんが、日本の型落ちや中古車販売などももしかするとこれからビジネスチャンスがあるかもしれませんね。
SONY進出成功の噂話
日本企業としては、SONYも有名です。
SONYは日本企業と認識されており、最高品質のスピーカーだと認識されているようです。
それからSONYのテレビ、ブラビアがとても人気です。
そこにはSONY社員の大変な努力があったようです。インドで聞いた話ですが次のような逸話があります。
インドに進出した当初はさっぱりテレビが売れませんでした。
SONYは営業担当や開発担当をインドの民家に派遣しそこで一定期間生活させ、インド人の志向を調査させました。
本当に民家に入っていったらしく、駐在の人たちは結構苦労したようです。
特にもう10~20年も昔のインドなので、比べても大きなGAPがあったんではないでしょうか。
しかし、その苦労の結果、とても大きな発見がありました。
インドのテレビは日本のそれよりも色彩が強烈なのです。
そこから目の構造として原色に近い、ギラギラした色を好むらしいことに気付きました。
日本で製造していたテレビの色の出し方では日本人好みの淡い色のため、インド人の好みの映像になっていなかったそうです。
確かにサリーとかも原色が多いですもんね。関係ないかな?日本の着物もそんなもんか。
そこに気付いた担当者はすぐに濃い色を表示できるテレビを開発し売り出したところ、これが大ヒット。インドシェア獲得に至ったのです。
さて、多少脚色があるかもしれませんが、実際にSONYの看板は街のあちこちで見ることができました。
電化製品はスマホを始め韓国のサムスンが多い印象を受けましたが、テレビだけは引けをとらないのかなーとも。
しかし値段で負けているのではないかと思います。
今回はちょっとした小話2つでした。
また次回。頑張って更新頻度あげていきます。