マクロ経済学入門書として長いこと君臨している、中谷マクロ(中谷巌 入門マクロ経済 第5版)を自分なりにまとめてみました。
Part.1-Ch.3 マクロ経済学における「短期」と「長期」 はここだけ抑えればOK!
重要ポイントだけ抽出
マクロ経済はここだけ覚えれば大丈夫!
な、まとめとして作りました。
参考
目次
マクロ経済学における「短期」と「長期」
マクロ経済学における「短期」と「長期」 のテーマは以下の通り。
・マクロ経済とミクロ経済の違い
・マクロ経済でいう「短期」と「長期」とは
・総供給曲線と総需要曲線を使って物価水準とGDPのが決まるメカニズムの紹介
・需給が一致しない不均衡における「価格の調整速度」と「価格の伸縮性」
マクロ経済学における「短期」と「長期」 とは
短期:需要供給に不一致があった時に価格が変化しない期間のこと
例えば、売れ残りがあってもすぐには値段が下がらない、失業者がいてもすぐには賃金が下がらない
長期:需要供給に不一致があった時に価格が変化し、需要と供給が調整されるのに十分な期間のこと

特に意味はないけどきれいに取れた写真
総供給曲線と総需要曲線 短期モデル
供給曲線:ある商品は価格が上がると供給が増え、価格が下がると供給が減る。右上がりの曲線
総供給曲線:すべての商品・サービスの供給曲線を集計したもの
短期の総供給曲線は水平な直線になる
短期には供給量に応じて価格を下げるということはできないので、供給量は値段に左右されない = 水平な直線になる。
冷蔵庫とかね。毎日値下げしたりしないよね。
ちなみに、そういった商品は工場の稼働を抑えて数量を調整する。現代は野菜とか魚よりもはるかに工業製品の方が値段が高いのでほとんどの商品は数量調整に依存しているといえる。
産出量は有効需要の大きさによって決まる
需要側が供給の数を決定しているのだというアイデア。
ケインズさんの考えですね
需要量が減る → 財市場での不均衡が起きる → 供給量を落とす → 財の需給は一致する → しかし雇用が減る → 失業者が増える → 労働市場で不均衡が起きる(過少雇用均等)
良く気付いたなこれに。ケインズさんすげえ。
失業を減らすには需要を増やせばいいということでニューディール政策ですね
「不況ならピラミッド作ればええやん」みたいなことを言ったとかなんとか
そんな逸話あったよね?
長期モデルに続く