マクロ経済 経済学

中谷マクロまとめ 貨幣の需給と利子率

投稿日:2019年4月5日 更新日:

マクロ経済学入門書として長いこと君臨している、中谷マクロ(中谷巌 入門マクロ経済 第5版)を自分なりにまとめてみました。

Part.2-Ch.5 貨幣の需給と利子率 はここだけ抑えればOK!

重要ポイントだけ抽出

マクロ経済はここだけ覚えれば大丈夫!

な、まとめとして作りました。

参考

 

貨幣の需給と利子率 概要

 

貨幣の需給と利子率のテーマは以下の通り

・マネーサプライの決定メカニズムとコントロール

・貨幣市場の均衡と利子率の決定について

 

 

ストック市場におけるワルラスの法則

  



 

社会全体の資産

 

資産合計をW、物価水準をPとすると貨幣の価値は物価に左右されるので、

W/P=L+B ・・・①

ただし、Lは実質貨幣需要、Bは実質債権需要

 

…は?

 

要はLが貨幣の全体量でBは株式とか現金以外の流動資産

だから足し合わせたら、流動資産合計

 

なぜ、LとBをPで割らないかと言えば、すでに割られた数値だかららしい

 

???

 

意味は分からんがそういうルールなら仕方がない

 

貨幣市場の検討=株式市場の検討 どちらかだけでよい

Bsを実質債権発行残高とすると

 

W/P=M/P+Bs …②

 

①、②から

 

(L-M/P)+(B-Bs)=0 …③

 

わからん。

もう少し読み進めてみよう。

 

 

読み進めた結果、要はL-M/Pは(現金の需要)-(現金の実際発行額/物価)

B-Bsは(株式の需要)-(株式の実際発行額)

を表現しているらしい。

 

(本書では株式ではなく債権と表現していますね。株式の方が自分が理解しやすいので株式で行きます)

 

さて、これがこの後何につながるのか。

 

どうやらこれをワルラスの法則と呼ぶそうです。

 

これのおかげで貨幣市場のことだけ考えれば、株式市場は無視してもよいとなるらしい。

わかったけど、わからん。

 

とりあえず今は株式市場を除外するためだけにワルラスの法則が出てきたと理解する。

 

つまり貨幣市場が均衡していれば株式市場も均衡していることと考える。

 

仮定やな。空気抵抗はないものとする的な

 

貨幣の需要

 

貨幣の価値

貨幣の価値については世界史でもやるし省略します。以下の通り。

・交換の効率化

・貯蔵可能
 



 

 

貨幣の需要

以下の2つ

・取引需要 … 貨幣需要のほとんどが取引需要

・資産需要 … 流動性選好として定義化されたもの。利息は低いけどすぐに使えるから現金を持っておくということ

 

株式価格が高いときに利子率は低い 相反関係にある

 

さて、これはなぜなのか

 

額面A円、利息が年率αの債権(株式)に対して

来年は(A+αA)円になっている。

 

しかも、市場利子率をrとする時

 

来年のαA円はαA円/1+rになる

 

この時割引現在価値をBとすると

 

B=αA円/(1+r)+αA円/(1+r)^2+ …

となるので

等比数列を解いて、

B=αA/r …④

 

つまり④より、αとrを比較して

 

1.利子率が上昇すれば債券価格は下がる

2.利子率が下落すれば債券価格は上がる

3.利子率と利息が等しければ均衡する

 

とりあえずここだけ覚えればOK!

債券価格と市場利子率の間には相反関係がある

 

銀行に入れてるより株式の方が利息高いからそっち買っとくかとかそんなイメージかな?

 

以上から、貨幣に対する需要Lは

L=L1(Y)+L2(r) …⑤

 

⑤式を以下のように表す

 

L=L(Y , r) … ⑥

ん?急にわからん数式が出てきた。

読み進めよう

Yは所得、rは利子率らしい

 

所得が増える → 貨幣の取引需要が増える= L1

利子率が上昇 → 貨幣の資産需要が減る(債権価格が下がる)= L2

 

したがって、貨幣の需要関数Lは所得Yの増加関数、利子率の減少関数として表せる。

 

つまり、給料が上がると現金は増えるし、利子率が上がると株式をみんなが買うから貨幣の需要が減る。

これだけ理解すればいいわけだな。

 

 

==走り書き==

なんかひっかかる

 

利子率が上がると銀行に預けておきたくなるものだけど、株式にお金が流れるのか…

債権=国債と理解しないとダメなのかな。

==
 



 

 

貨幣の供給 マネーサプライ

 

貨幣の定義

・1万円札とか現ナマのことを流通通貨

・銀行に預けているものを預金通貨という。それらを合わせてM1と呼ぶ

・定期預金などは流動性がないので、定期性預金M2と呼ぶ

・郵便貯金や信託など日本銀行の管理外のものをM3と呼ぶ

・譲渡性預金をCD(Certificated of Deposit)と呼ぶ

CDは裏書手形とかかな?

 

日本ではM2+CDを使うことが多い

 

ハイパワードコントロール

 

・中央銀行が直接コントロールできる貨幣量をハイパワードマネーと呼ぶ

・ほかにもマネタリーベースベースマネー という呼び方もされる

・基本的には公開市場操作(売りオペと買いオペのこと)、公定歩合政策預金準備率操作

・日本銀行高いから他の銀行とやり取りが増えて公定歩合操作は形骸化している。指標値くらい。

・預金準備率操作は影響がでかすぎてあまり使われない。1991年以降変わっていない。

 

通貨乗数

 

ハイパワードマネーはどのくらい影響を与えるのか見ていく

 

理解しなくても大丈夫かも

 

マネーサプライをM、流通通貨をCC、預金をDPとすると

M=CC+DP

 

(なんで二文字何でしょう。この後式が見にくくなります。)

 

ハイパワードマネーをH、銀行手元保有現金と預かり金を合わせたものをREとすると

 

H=CC+RE … ⑦

 

右辺をMで割ると

H=(CC/M+RE/M)*M

MはCC+DPなので

=[CC/(CC+DP)+RE/CC+DP]*M

 

ここで現金・預金比率CC/DPをcc(預金に対して現金がどれくらいか)

準備金・預金比率RE/DPをre(預金に対して準備金がどれくらいか)

とおくと

=[cc/(cc+1)+re/(cc+1)]*M

H=[(cc+re)/(cc+1)]*M … ⑦

 

⑦式が見にくいので

m=(cc+1)/(cc+re)

とすると

M=mH … ⑧

 

つまり、日銀のハイパワードマネーHに対してm倍のマネーサプライMが実現する。

 

 

…は?そらそうよ。

 

いやいや落ち着こう。

いくら長い意味不明の式を説明されたからって切れちゃだめだ。

Be cool

 

この後の論点はこのmを割り出せるのかということになります。

 

このmを通貨乗数と呼びます

 

通貨乗数のコントロール

 

通貨乗数は現金・預金比率(cc)と準備金・預金比率(re)によって成るので、こいつらを分析できればいい。

 

・金利が上がるとccは下がる。

なぜなら、利息高いなら銀行に預けておくから。

・同様に、準備率が上がるとreは下がる。というかreって準備金そのものだし。

 

・つまり、市中銀行が自由に使える金が多いとマネーサプライに対する日銀の影響は少ない=通貨乗数は下がる

→これ覚えておけばOKっぽい!自分で書いててめっちゃわかりやすいわ。

例:流通通貨が多い=市中銀行が自由に使えないお金が多い

準備率が高い=市中銀行が自由に使えないお金が多い

 

 

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