マクロ経済 経済学

中谷マクロまとめ 物価水準はどのように決まるのか

投稿日:2019年4月20日 更新日:

マクロ経済学入門書として長いこと君臨している、中谷マクロ(中谷巌 入門マクロ経済 第5版)を自分なりにまとめてみました。

Part.3-Ch.9 物価水準はどのように決まるのか はここだけ抑えればOK!

重要ポイントだけ抽出

マクロ経済はここだけ覚えれば大丈夫!

な、まとめとして作りました。

参考

 

物価水準はどのように決まるのか 概要

短期モデルでは価格は硬直的だったので、物価水準は意識しなかったけれども、長期では考慮する必要がある。

そこで、以下を学ぶ。

・「価格の硬直性」を想定した短期の総供給曲線と「価格の伸縮性」を想定した長期の総供給曲線

・総需要曲線と短期・長期の総供給曲線を使って物価水準を明らかにする

なんかこの章めちゃくちゃ難しい気がする。

いきなり優しくなくなったような。適宜ほかの参考書で補足しよう

 



ケインジアンと古典派の総供給曲線

Part3のおさらい

ケインジアンの考え(短期)

GDPは需要に左右される

価格硬直的な条件下では、GDPがいくつでも物価水準は変わらない。

そのため、総供給曲線(AS)は横軸に水平な直線になる

古典派の考え(長期)

GDPは供給に左右される

価格伸縮的な条件下では、完全雇用GDPのところで総供給が固定される。

従って、総供給曲線(AS)はYfで垂直な直線になる

 

現実的な短期の総供給曲線

現実は上記の考えの中間に位置していると考えるべき。

総供給曲線がなぜ右上がりなのかを解明した方法は、まだない。

ここでは労働者錯覚モデルを用いて短期の総供給曲線を解説

 

労働者錯覚モデル

 

前提は、労働者が自分の名目賃金を入手できる一方で、一般物価水準はしばらく手に入れることができない です。

まあ、自分の給料は毎月わかるけど物価がどうかなんてわからんわな。

 

P=Pe+α(Y-Yf) … ①

 

色々書いてあるが、実質賃金の低下には気づかないので働き続けるが、お買い得なので労働需要が増える。

その結果物価水準も下がる

 

こういったお話っぽい。

 

しかしこれは短期のお話。

 

長期的には、予想物価水準と現実の物価水準に気付いて調整されるので、総供給曲線は垂直となる。


 

価格の調整速度と総需要管理政策の効果

 

物価水準の決定

 

第6章で、総需要曲線(AD)はIS-LM曲線の交点と関係しているため、右下がりである。

 

完全雇用命題

完全雇用命題 とは

「長期的な観点では十分な名目賃金率の低下があるならば、完全雇用は財政金融政策の助けなしに達成される」

 

初期ケインジアンの議論

この完全雇用命題に対して、ケインジアンの反論があります。

 

流動性のわながあるため、総需要曲線はどこかで垂直になる。

そのため

「長期的な観点でも、価格が伸縮的であっても非自発的失業はなくならない。(=総需要管理政策が必要)」

 

ピグー効果

ピグー効果 とは

「人々の保有する実質貨幣残高が大きくなればなるほど、それに伴って需要も大きくなる現象」

 

なるほど。

賃金が下がり続ければいずれお金の価値が上がって買い物しやすくなるでしょってことね。

これにより初期ケインジアンの主張はその限りではないといわれた。


物価水準はどのように決まるのか 財政政策と金融政策の効果

IS曲線・LM曲線への働きかけは総需要曲線(AD)にしか働かないことに注意。

 

財政政策の効果

①実質国民所得や雇用が増大する

②利子率が上昇する

③物価が上昇する

 

金融政策の効果

①実質国民所得や雇用が増大する

②利子率が低下する

③物価が上昇する

 

 

 

-マクロ経済, 経済学

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