欧米経済史 経済学

西洋経済史 試験対策ノート5 さまざまな工業化 1 地域工業化論

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西洋経済史 奥西孝至 の試験対策ノートです。

西洋経済史 の試験対策ノートです。

地域工業化論

さまざまな工業化

 




以下の教材をまとめています。

 

 

試験直前などには使えるかと。

 

さまざまな工業化 地域工業化論

第5章のさまざまな工業化は長いので、2回に分けます。

前半は、

地域工業化論

 

地域工業化論

 

イギリスの工業化

 

・ポラードの「平和的征服」:工業化は全国的に平均でもなければ、同心円状に広がったものでもない

 

・イギリスでは、コーンウォール、シュロップシャー、スタッフォードシャー南部、ウェールズ北部、ダービシャー高地地域などで発展

・19世紀後半も18世紀中と同様に産業を基盤として繁栄を続けたのは、綿工業のランカシャーとウェスト・ライディングなど一部

 

以下では一度は繁栄したのに衰退した地域、繁栄し続けた地域の2つを見ていく
 



 

 

衰退した地域

 

・19世紀後半までに衰退した地域は、コーンウォール、シュロップシャー、ウェールズ北部、ダービシャー高地地域の4つ

・コーンウォール:銅と錫の産出地域のため排水用蒸気機関が早くから採用されるなど工業化。しかし、石炭は産出しなかったので、石炭価格は高く、急速に衰退した

・シュロップシャー:ダービー家の製鉄所所在地。石炭・鉄鉱石が産出され、セヴァーン川が交通路となり製鉄が発展。世界最初の鉄橋も建設された。そのほか、レンガ、製陶業、ガラスなども発達した。しかし、渓谷の中という陸の孤島的な立地が、その後の発展を妨げ衰退。

・ウェールズ北部:鉱物資源に恵まれた地域。港も近く海運業や関連事業も発達。山地のため水力も得られた。しかし、それぞれの生産地が散在していたため、有機的な発展ができず、衰退した。

 

・ダービシャー高地地域:イングランド唯一の山地。ダウェント川で工場ができる。しかし、交通の便が悪く衰退。

 

繁栄した地域

 

・ランカシャー、ヨークシャーのウェスト・ライディング・スタッフォードシャー南部は19世紀も繁栄が続いた

・ランカシャー:産業革命期の綿紡績の中心地。綿花はとれないのでリバプール港から輸入、マージー川による河川交通により内地まで運べた。湿気の高いランカシャーは糸が切れやすいという初期の課題を環境によってクリアできた。綿業による発展から始まり、その他多くの産業がランカシャーに集中した。

・ヨークシャーのウェスト・ライディング:毛織工業・梳毛織(そもうおり)が伝統的な産業だったが、工業化は遅れた。動物性繊維は糸が切れやすいため。ランカシャーより内陸だが、原料を国内で調達できたため問題なかった。

(ヨークシャーの西側をウェスト・ライディングというらしい)

・スタッフォードシャー南部:非常に豊かな炭鉱があった。もともと鉄加工業が栄えていたが、それを中心に発展した。

 

・上記地域は基盤産業を大きく変えることなく発展した

 

・しかし、ダラムのタイン・ウィア河口地域、スコットランドのクライド渓谷地域は時期によって主力産業が違っていた。

 

・ダラムのタイン川とウィア川周辺:古くから炭鉱地帯。石炭を基盤に成長するが一時低迷。鋼鉄製の船舶が一般化して、造船業や兵器製造が盛んになってから復活する。

・クライド渓谷地域:リンネル織が主流だったが、すぐに綿にシフトし繁栄が続いた

 

 

 

 

 

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