大学院受験 日本経済史 経済学

定期試験から大学院受験まで使える 現代日本経済史の問題と解答(戦前)

投稿日:2019年9月10日 更新日:

第二次世界大戦

 



 

問題1 第二次世界大戦

 

戦時統制のために実施された内容について説明せよ

 

解答

 

[背景]
軍需生産に特化し生産財の生産力が低下した日本は、需給バランスの崩壊を起こしたため経済統制によるコントロールが必要となり日中戦争以降本格化する。

 

[内容]
臨時資金調整法と輸出入品等臨時措置法により資金・物資の統制を実施すると、1939年以降ヨーロッパでの戦争が激化するとさらに物資・資金・労働の全面にわたって統制を強化した。物資統制では物資動員計画を企画し、軍需と民需への配分を決定した。資金統制では国債発行によるインフレーションを抑制できず、価格統制・流通統制を行った。また労働面では、賃金統制と労働力移動制限をして乗り切った。

 

[結果]
重化学工業に特化した結果、それまで高い地位を持っていた繊維部門は凋落し、航空機などの重工業への比率が上昇した。
軍部との関係を深めた財閥への資本集中が高まり経済力を高めた。しかし一方で戦時金融金庫などからの資金供給により傘下企業に対する支配威力は弱まった。
地主制は極めて弱体化した。小作料統制令により小作料の引き上げが停止され、加えて小作米は政府直接回収となりその代価を地主に支払う仕組みとなった。この際生産者米価と地主米価には格差が設けられ、小作料率は低下した。

 

参考文献

 

こちらに載せています

 

経済学大学院入試にオススメする教材 経済学の院試向け教材

 

 

 

 

 

> 前のページへ 

-大学院受験, 日本経済史, 経済学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事