前回の記事の続きで ベルギービールの種類と選び方 について紹介していきます!
前回の記事はこちら
ではさっそく。
※飲酒は20歳になってから
※この記事は飲酒を推奨する記事ではありません。お酒は人体に有害です。
目次
ベルギービールの種類 好きなビールを見つけるには
ビールの味の決め手
ビールは、ホップ、モルト、水、酵母の組み合わせで味が無限に広がります。香り高かったり、苦みが強かったり様々です。
日本のビールは主にピルスナーという種類なので、キンキンに冷やすと美味しいですが香りを殺してしまう温度です。
香りが大切なビールは冷やしすぎない方がいいなど、ビールは奥が深いのです。
そういった味や香りを、飲む前に選ぶために知っておく必要があるがスタイルです。
ビールのスタイルとは
例えば、パンでいうと、フランスパン・あんぱん・カレーパンと言えばなんとなくどんな味か想像つきますよね?
それをビールでいうと、ピルスナー、ペールエール、スタウトという風になるわけです。赤ワイン・白ワイン・ロゼと置き換えてもいいです。そして赤ワインの中でもこの銘柄が好きとか、そんな風になるわけですね。
なので、まずはどのスタイルのビールが好きかを見極めてから、自分好みを探すのはいかがでしょうか?
一目でわかるベルギービールの種類 スタイルごとに説明
調べて分かったのですが、スタイルって決まった定義がないので、曖昧なんですね。
ざっくりと、エール系、ラガー系、ワイルド系の3分類を抑えたうえで、それぞれのビールのスタイルをさらに細かく分類します。
が、銘柄ごとに味わいがだいぶ違うので、あとは現地で試して好きな銘柄を見つけるしかないですね。
エール系
エール系は全体として香りが重要です。日本にはあまりないタイプのビールですね。日本でいうと「よなよなエール」みたいな感じです。
トラピスト
先ほども出てきた修道院がらみのビールです。ベルギーに来たらぜひ味わいたい一杯。
特徴:アルコール度数が高くて、ずっしりした苦みの強い味わいです。冬とか最高。
代表的な銘柄:シメイ、オルヴァル、ロッシュフォール、ウェストフレッテレン、ウェストマール、アーヘル。ここまで6種がトラピストビール。これを受け継いだ修道院ビールではサン・フーヤンなど
一緒に合う料理:ステーキなど重めなもの
ホワイトエール
ベルギーではヴィットビールなども呼ばれます。小麦をたくさん使っているため明るめの色で軽い飲み口です。
特徴:軽い飲み口で飲みやすい。ハーブ・オレンジ・柑橘などを加えることもありフルーティーなすっきりとした味わい。
代表的な銘柄:ヒューガルデン
一緒に合う料理:タルタルフリットなどあっさりしたもの
セゾン
農民が夏の農作業の間に飲むために自家醸造していたビール。防腐作用のためにホップが強く聞いている。
特徴:ホップの苦みとうまみ、酸味のバランスが良く爽やか。柑橘系の香り
代表的な銘柄:セゾンデュポン
ストロング・エール
淡色系と濃色系がある。淡色の方が金色で口当たりが軽め。濃色系はモルトの風味が強め。いずれも飲みやすいのにアルコール度数が強いので注意
特徴:(淡色)レモンやクローブなどが混ざったアロマの香りやまろやかな風味で口当たりも良い。8.5%程度。(濃色)黒ビールみたい。バニラやシナモンのようなフレーバーとモルトの苦みが強め。9%程度。
代表的な銘柄:(淡色)デュベル、(濃色)デリリウム・トレメンス
一緒に合う料理:スパイシーチキンなど辛いもの
スペシャル・ビール
特徴:はちみつなどが入った甘いビール。デザートやフルーツによく合う
代表的な銘柄:ビーケン(はちみつ)、デ・ライク(カラメル?リンゴ?わからん、飲んでみたい!)
一緒に合う料理:デザート、フルーツ
ワイルド・ビール系
そもそも、ワイルド・ビール系というのがベルギー独特で、あまり他ではないです。
ランビック
ランビックはベルギーでもユニーク。似たようなビールは最近各国で増えているが、ランビックも厳格な条件がある。自然発酵ビール。使用するホップは2~3年貯蔵するため苦みも香りも少ない。かなり酸味が強い。
特徴:ビールの古酒。ややワインに似た風味
代表的な銘柄:カイティヨン・グース、リンデマンス・カシス(カシスの味)
一緒に合う料理:ローズマリーなど同系統の香りのもの
このビールに黒砂糖で仕上げたものがファロと呼ばれる甘いビール・
また、レッド・ビールとブラウンビールもワイルドビールに分類される。これも刺激的な酸っぱさがある。
ラガー系
ベルギーではそんなに主流ではないので省略です。すみません。これは日本ではほとんどこれです。
ラガー系はスカッとするので揚げ物系とあいます。皆さんご存知ですよね。(笑)
ビールとグラスの関係
ベルギーのビールの多様性はそのグラスの種類の多さから見て取れます
炭酸が重要なピルスナーには炭酸が逃げにくいよう細長いグラスを使います。
逆に、口の広い脚付きのグラスは上面発酵ビールのアロマとフレーバーを最大限に引き立てる
カットグラスは白ビールの濁りと爽やかさを引き立てる役割があります。
グラスを楽しむもベルギービールの醍醐味ですね。
ベルギービールを味わうおすすめのお店
様々なビールがありますが、一軒ずつ回っていられません。
そこで、オススメなのはデリリウム・カフェ!
ここは3162種類のビールがありギネス記録にも登録されています。
日本にもあるのでぜひ予約してから行ってみてください。赤坂店 銀座店
また、ア・ラ・ベカスはランビックビールが飲めるのお店
そして忘れてはいけないのがビール博物館!
ここでは実際に中世ビールづくりがされていたので外せないですね。観光地ですがぜひ行きましょう!
ここは旅行記をぜひ書きたいですね。
おすすめの本
最後に今回参考にした本の紹介と好きな名言を載せておきます
ビクトリア女王:「国民に良いビール、安いビールをたっぷり与えなさい。そうすれば革命など起こらないでしょう」
ひゅ~かっくいい。悪い王様感が出ていますね(笑)
ビールの歴史
ビールの歴史
ビールの図鑑
地球の歩き方にも最低限は書いてありますよ
ちなみにビール検定というのもあります。どなたか一緒に受けませんか?(笑)
※お酒は二十歳になってから!あまり飲みすぎないこと!