神取道宏 ミクロ経済学の力 で ミクロ経済学の基礎 を復習します。
今日は ゲーム理論入門 を復習。
この本はひじょ~にわかりやすいので、社会人にもおすすめできます。
有名大学の教科書にも指定されているので、スマホで見れる復習ノート的な使い方もしてみてはどうでしょうか。
セットでこちらも
ゲーム理論入門 基礎の基礎
なぜゲーム理論が必要か
これまでは、人は合理的な判断をし、「利潤最大化」や「効用最大化」のために最適な行動をしてくるとしてきた。
しかし、実際にはNO!
例えば、トヨタとホンダが新車を開発している時
トヨタがどんな車を開発すべきか?これは、ホンダの出方次第によって変わることがある。
こうした、相手の出方を読む市場の状況を「戦略的状況」という。
戦略的状況
・自分にとって何が得かは相手の出方による
・したがって相手の出方を読む必要がある
ところが、当然ホンダも同じように相手の出方をうかがっている。
このように相手の読み合いは果てしなく続き、社会・経済の問題を一般的に分析するには、「各人は自分にとって望ましいものを選ぶ」という最大化の原理だけでは不十分で、「相手の出方をどう読むか」まで研究対象とする必要がある。
これがゲーム理論として発展してきた。
ゲーム理論は完全競争と独占以外のほぼすべての問題分析に必要。
例)
・不完全競争の分析(産業組織理論)
・企業内部の活動の分析(組織と契約の経済学)
・政府や公共部門の分析(政治経済学)
・情報の非対称性の分析
・制度設計の分析
など