ミクロ経済 経済学

ミクロ経済学の力のまとめ8 モラル・ハザード

投稿日:2019年12月1日 更新日:

神取道宏 ミクロ経済学の力 で ミクロ経済学の基礎 を復習します。
今日は 保険と モラル・ハザード を復習。



この本はひじょ~にわかりやすいので、社会人にもおすすめできます。

有名大学の教科書にも指定されているので、スマホで見れる復習ノート的な使い方もしてみてはどうでしょうか。

 

 

セットでこちらも

 

モラル・ハザード 基礎の基礎

 

効率的な危険分担と保険の役割

 

パンやコメの効率的な配分と同様に、リスクを効率的に配分することで、社会全体として効用を上げることができる。

これが、「効率的な危険分担リスク・シェアリング)」の理論

 

例)

危険回避的なAさんと、危険中立的なBさんがいる。

1/2の確率で地震が起こり、Aさんは地震が起こると所得0円、地震がないときは100万円とする。

 

この時、Aさんの所得を危険中立的なBさんが引き取り、その代わりAさんの所得の期待値50万円をBさんがAさんに支払ええb、

Bさんの満足度を下げることなく、Aさんの満足度を上げることができる(=パレート改善)

 

これはパレート効率的な危険分担をしているといえる。

 

パレート効率的な危険分担

危険回避的な人と危険中立的な人がいる場合は、全ての所得変動を危険中立的な人が引き受け、危険回避的な人の所得は変動しないようにするのがパレート効率的である。



 

モラル・ハザード とその対策

 

経営者は株主に雇われて仕事をしているが、株主は真面目にやっているかチェックはできない。

このような隠された行動がある場合をモラル・ハザードの問題と呼ぶ。

※一般的な意味でのモラルハザード(倫理の欠如)とはニュアンスが違うので注意。

 

これをまとめと

  1. 依頼人が代理人を雇って仕事を頼むが
  2. 代理人の行動は直接監視できない(モラル・ハザード)
  3. しかし、代理人の行動の結果が観察可能で
  4. 観察可能結果は、代理人の行動と1対1に対応しているのではなく、ランダムな要因によって変動する

ここにおいて、「代理人をきちんと働かせるにはどうしたらいいか」、「モラルハザードの問題をどう解決したらよいか」を考えるのがエージェンシーの理論である。

 

モラルハザードを解決するだけであれば、危険中立的な株主が一定を経営者に払えばよいが、それでは頑張るインセンティブが働かないため、危険分担の効率性とインセンティブの供与のトレード・オフがある。

-ミクロ経済, 経済学

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