経営史

就活にも使える!経営史入門  業界分析3 自動車

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現代企業を歴史的にとらえる経営史。今日はその中の 自動車 についてみていきます。

今の企業がどう成立したのかわかるので就活にも使えると思います。

トヨタ、日産、マツダ、デンソーなどなど

 

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基礎の基礎レベルなので、学部入学したての方や社会人の方にもなじみやすい内容になっています。

 

参考はこちらの本。カラーで読みやすいのでおすすめ。

コア・テキスト 経営史」 粕谷誠 新世社

 

こちらの記事も参照

高度経済成長期の成長産業 鉄鋼産業・自動車産業の発展

 

就活にも使える産業分析 自動車



自動車生産の開始

小型車生産の始まり

 

・ドイツのダイムラーとベンツが1886年にガソリン自動車開発

・アメリカのフォードが1908年に開発したT型フォード互換性部品大量生産によって信頼性が向上した

・1920年代末には、フォードGMクライスラーが有力となりビッグ・スリーと呼ばれる

 

・フォードはT型やA型など1種類を大量生産

・GMは低価格車のシボレーから最高価格のキャデラックまで幅広い品ぞろえ=フルライン戦略

 

日本における自動車生産

 

・1918年 軍用自動車補助法 → アメリカの競争力が強く輸入増加

・1925年 フォードが日本フォードを設立

・1927年 GMが日本ゼネラル・モーターズを設立

・1930年 クライスラーは代理店を通じて共立自動車製作所を設立

・これらの会社は部品を輸入して日本で組み立てるノックダウン生産を開始

 

・東京瓦斯電気工業、石川島自動車製作所、ダット自動車製造の3社が生産するが外資に勝てず年間数百台の生産に終わった

 

・その後、小型四輪車や三輪車開発が日本でおこわなれた

・日産自動車やダイハツ工業、マツダの前身がこの時に誕生する

 

自動車製造事業法の制定と普通車生産

 

・小型四輪車などは戦時に役立たないため、1936年の自動車製造事業法により750㏄以上の補助金&許可制が確立

・1936年 豊田自動織機製作所の自動車部門と日産自動車が許可された。1937年にはトヨタ自動車が独立

 

・1941年にはヂーゼル自動車工業(いすゞ自動車)が設立。

・1942年には日野自動車が設立

 

戦後の急成長

 

・自動車は強い保護の下におかれ、1965年まで輸入制限、1971年まで資本制限があった

・また1949年には軽自動車の規格が設定された

 

・戦後直後は必要性からトラック生産が多かった

・戦後の乗用車生産はフレームを使用せずに、ボディに骨格としての強度を求めるモノコック構造が使用された。

・モノコック:ティッシュ箱みたいに骨組みがないやつ

 

メーカーの成長

 

・まずは日産とトヨタが小型乗用車に着手

・日産はダットサンの改良に加え、1952年オースチンと提携して乗用車生産強化

・トヨタは戦後直後に1000㏄のエンジンを開発し、それを搭載した乗用車とトラックを発売している。1957年にはコロナを発売し、トヨタ初のモノコック構造。

・いすゞは1953年ルーツと提携

・日野自動車は1953年ルノーと提携

 

・飛行機メーカーからの転身として中島飛行機が富士重工業(SUBARU)に、立川飛行機がたま自動車に。両社は1954年合併しプリンス自動車工業(1966年日産と合併)。

 

・三輪車メーカーからは圧倒的だったダイハツ工業と東洋工業に加え、三菱重工業(三菱自動車工業)も軽四輪車に乗り出した。

 

・二輪車メーカーからは本田技研工業、鈴木自動車工業、ヤマハ発動機が有力となり、ホンダとスズキが自動車にも乗り出した。

 

サプライヤーとの系列関係

 

アセンブラーとサプライヤー

 

アセンブラー:自動車メーカー

サプライヤー:部品メーカー

 

・愛知で創業したトヨタは特に部品メーカーがないため自前で必要だった

・その結果、愛知製鋼、豊田工機(ジェイテクト)、豊田合成、日本電装(デンソー)が設立

・アセンブラーとサプライヤーには長期取引関係が築かれた

 

・一般に規模の経済が大きくない事業は外注することが多い

・また1960年代までは大企業と中小企業の賃金格差が大きく、下請が多かった

 

・アセンブラーが基本設計、サプライヤーが詳細設計を行った

・アセンブラーの承認を受けて図面が完成する承認図が増加した

・アセンブラーが詳細設計まで準備し制作させるのは貸与図と呼ぶ

 

・長期的取引がもたれあいにならないようにモデルチェンジごとにサプライヤーを選別することもあった

・さらに自動車メーカーは取引費用を節約するために直接取引するサプライヤーを絞りそこに二次サプライヤーを付けるなど重層化している

 

・専用設備に大規模な投資をしていったサプライヤーは急成長していった

・特定のアセンブラーに納入するサプライヤーを系列と呼ぶ

 

・自動車は最終消費財のであり、飛行機などに比べ国内市場志向といえる

 

輸出と海外生産

 

・輸出は当初は東南アジアや中南米向けが多かったが、小型車がアメリカに延びる

・特にオイルショック後は燃費が良く故障の少ない日本車にセカンドカーとしての人気が出る

 

・ビッグスリーの経営に悪影響を与えたため、1981年から対米輸出自主規制が始まった

・これに対してアメリカでの現地生産が始まった

・タイでも1962年に日産、1964年トヨタが現地生産していたが、規模も小さかった

 

1990年代以降の再編成

 

・1990年代以降、海外現地生産などから輸出が減少した

・また、国内での消費税や自動車税などから普通車・小型車・軽自動車需要が増加した

 

自動車の関連図書

 

就活

 

 

応用

 

 

 

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